知ってた?ナルホド!
一昔前までは「大企業で終身雇用」というのが理想のキャリアだったかも知れませんが、今や終身雇用も崩れ、大企業に勤めることは以前ほど魅力的ではなくなり、若手スタートアップが増えています。
新しくビジネスを始める時「どんなロゴにしよう?」とまず考えますよね。
デザイン事務所に企業ロゴを制作依頼した場合、いくらかかるか知っていますか?
ロゴデザインの料金には相場がないと言われていて、デザイナーにより金額は大きな開きがあります。10万〜30万、中には100万や1,000万のロゴも存在しています。
インターネットで調べてみると、「1万円で3案ご提案!」や「ロゴデザイン500円から!」などとても身近な値段の広告が目に入ります。
また最近はクラウドソーシングで2万〜5万で会社のロゴを作られる方も増えています。
しかし多くのデザイナーはクラウドソーシングでの制作をあまりオススメしていません。
安くデザインが手に入ることは依頼側からしたらメリットに感じられます。なぜ多くのデザイナーがクラウドソーシングでのロゴ制作をオススメしていないのでしょうか?
<ロゴの主な用途>
企業ロゴは様々なツールに使用されます。
名刺
看板
Webサイト
チラシ
会社案内
製品カタログ
社用車のステッカーなど
エンドユーザーの目に常に変わることなく入ってくるコミュニケーションデザインの主となるものです。
会社がある限り存在するロゴデザインですから、数年〜10年以上使うことになるでしょう。
<ロゴデザインの考え方>
さて、デザイナーたちはロゴデザインをどうやって作るのでしょうか?
まず第一に考えなければならないことは企業のことです。 企業の経営理念、社名の意味・由来などの想いを込めてデザインしていかなければなりません。
CI(コーポレートアイデンティティ)という言葉があります。
●CIとは?
CI(コーポレートアイデンティティ)とは、グラフィカルなロゴやシンボルマークを使って企業コンセプトと経営理念を明確化し、会社に対する社員の認識と社外の人間が会社に対して持っている認識を一致させるもののこと。
引用元:CI とは – コトバンク
上記のような理念がしっかりと込められているものがロゴデザインになるわけです。
優秀なデザイナーは企業全体のことを考えた上でロゴデザインをします。
企業の最大限の魅力を引き出し、他社との差別化ができ、どうやったら企業価値が上がるのか。
ブランディングの観点から考えていきます。
モチーフ、コーポレートカラー、印象、ポジショニング…
様々な立場から1つ1つ答えを発掘していく作業です。
次回は実際どんな工程でデザインしていくのかをお教えいたします。