知ってた?ナルホド!
こんにちは!コーダーの平原です。
前回JavaScriptの変数とデータ型について学び、数値型と文字列型を変数に代入することができることがわかりました。
今回は、この数値型や文字列型を演算子を使用して計算したり、連結する方法を学んでいこうと思います。
前回までの内容です。↓↓↓↓
1. 演算子とは
演算子とは、2 + 3の「+」のように、記号を用いて演算を指示するものです。式に使われている2や3といった値は被演算子(オペランド)といいます。
JavaScriptには、算術演算子以外にもさまざまな演算子があり、
変数の代入で使用する「=」や、「,」も演算子の一種です。
2. 算術演算子とは
算術演算子とは、算術命令を記述する為の記号です。
基本的な算術演算子である、加算「+」、減算「-」、乗算「*」、除算「/」の四則演算子の他、一般的な算術ではない演算子として剰余(除算の余り)「%」があります。
- 加算
- 加算演算子は「+」を使用します。左のオペランドと右のオペランドを「+」で足し合わせた結果を返します。
var num = 1 + 1; //2を返します。
- オペランドが文字列型の場合、文字列は連結されます。
var num = 'str' + 'bar'; //strbarを返します
- 片方のオペランドが数値型、もう片方のオペランドが文字列型の場合も連結されます。
var num = 1 + 'bar'; //1barを返します。
- 減算
- 減算演算子は「-」で使用します。左のオペランドから右のオペランドを差し引いた結果を返します。
var num = 2 - 1; //1を返します。 var num = 0 - 1; //-1を返します。
- オペランドが文字列型の場合、NaNが返されます。
var num = 'str' - 'bar'; //NaNを返します。
- 片方のオペランドが数値型、もう片方のオペランドが文字列型の場合もNaNを返します。
var num = 1 - 'bar'; //NaNを返します。
- 「NaN」とは、Not a Numberの略で、不正なオペランドを与えられた場合に生じた結果を表す値です。
- 乗算
- 乗算演算子は「*」を使用します。左のオペランドと右のオペランドを掛け合わせた結果を返します。
var num = 2 * 2; //4が返されます。
- オペランドが文字列型の場合、NaNが返されます。
var num = 'str' * 'bar'; //NaNを返します。
- 片方のオペランドが数値型、もう片方のオペランドが文字列型の場合もNaNを返します。
var num = 1 * 'bar'; //NaNを返します。
- 「NaN」とは、Not a Numberの略で、不正なオペランドを与えられた場合に生じた結果を表す値です。
- 除算
- 除算演算子は「/」を使用します。左のオペランドを右のオペランドで割り引いた結果を返します。
var num = 4 / 2; //2を返します。 var num = 1 / 2; //0.5を返します。
- 左のオペランドを0で割り引く「ゼロ除算」は、Infinity(あるいは-Infinity)を返します。
var num = 1 / 0; //Infinityを返します。 var num = -1 / 0; // -Infinityを返します。 var num = 1 / -0; // -Infinityを返します。 var num = -1 / -0; // Infinityを返します。
- 割引いた結果がゼロの場合のゼロ除算はNaNを返します。
var num = 0 / 0; //NaNを返します。
- 又、乗算と同じく、オペランドが文字列型の場合、NaNが返されます。
var num = 'str' / 'bar'; //NaNを返します。
- 片方のオペランドが数値型、もう片方のオペランドが文字列型の場合もNaNを返します。
var num = 1 / 'bar'; //NaNを返します。
- 剰余
- 剰余演算子は「%」を使用します。左のオペランドを右のオペランドで割り引いた余りを返します。
var num = 2 * 2; //4が返されます。
- オペランドが文字列型の場合、NaNが返されます。
var num = 5 % 2; //1を返します。 var num = -4 % 2 // -0を返します。
- オペランドが文字列型の場合、NaNが返されます。
var num = 'str' % 'bar'; //NaNを返します。
- 片方のオペランドが数値型、もう片方のオペランドが文字列型の場合もNaNを返します。
var num = 1 % 'bar'; //NaNを返します。
3. 代入演算子とは
代入演算子は「=」を使用します。右のオペランドを左のオペランドに代入します。
- 代入
- 代入とは変数に値を代入し、代入した値を返します。
var a = 1;
- 複数の変数に代入した場合は連鎖します。
var a = 10; var b = 100; var c = 1000; var a = b = c;// a、bの値は1000になります。
- 加算代入
- 加算代入は「+=」を使用します。右オペランドの値を変数に加算、又は連結し、その結果を変数に代入します。
var a = 1; var a += 2;//3を返します。 var a += 'str';//3strを返します。
- 減算代入
- 減算代入とは「-=」を使用します。変数から右オペランドの値を減算して、その結果を変数に代入します。
var a = 10; var a -= 2;//8を返します。 var a -= 'str';//NaNを返します。
3. まとめ
今回は、演算子について学びました。
変数への代入の他にも、数値同士の四則演算や文字の結合などを行うことができることがわかりました。
特に、オペランドに文字列がある場合は、数値もデータ型が文字列として扱われているので気をつける必要がありました。
演算子はJavaScriptだけではなくプログラミング言語では基本とのことなので、また引き続き学習していきたいと思います!
参考サイト :