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知ってた?ナルホド!BLOG

2019.10.15

やまだのベトナム出張小話 其の一

WRITTEN BY

 | 

HIRAHARA NATSUMI

やまだのベトナム出張小話 其の一

今年の9月より、アッタデザインはベトナムのハノイにラボを開設しました!

そして弊社のフロントエンド山田が、ラボのメンバーとの顔合わせの為、9月9日から1週間、ハノイへ出張に行って来たのですが、
どうやら様々な珍体験をして帰ってきたようです…。
今回は、その様子を山田さんから聞き出したいと思います!

平原

山田さん、ベトナム出張お疲れさまでした!
ベトナムでの写真を色々と拝見しまして、キックオフの乾杯の写真に山田さんの姿が無かったのですが、その時はどこにいたんですか??

山田

キックオフの日の朝に、日本を出発する予定だったのですが、この日、日本は台風の影響で飛行機が欠航になったり、出発時間を見直しする飛行機が沢山ありました。
なので、幸い飛行機は飛んでくれましたが、出発時間に大幅なズレがあって、到着に遅れてしまったので、キックオフの乾杯には間に合いませんでした。。

平原

成田空港も出発待ちの人たちでいっぱいだったみたいですね。ベトナムに到着したのは結構遅い時間帯だったんですか?

山田

日本とベトナムの時差は2時間で、着いたのは、ベトナム時間で大体夕方の5時くらいかな。
キックオフの呑み会に参加できたのは、丁度みんなが盛り上がりを見せている頃でした。現地時間で夜の7時頃ですね。

実はハノイ到着から、呑み会の場所への移動の間に、とんでもないハプニングが起きてしまいました。。

平原

迷子になったんですか??

山田

迷子なんてとんでもない!さらわれました笑

平原

山田さんから「さらわれた。」というLINEが届いた時は、ふざけているのかなと思ったのですが、本当だったんですね笑

山田

実はあの時、ラボの方と空港で待ち合わせをしていて、お互い顔も知っていたのですが、
LINEで密にやりとりをしていながらも、お互いすれ違いを繰り返してしまい、中々合流できずにいました。
その時に、現地のベトナム人が私のところに寄ってきて、フレンドリーな感じで話しかけてきたんです。
彼は、ベトナム語を話していたのですが、はじめて踏み入れた国での緊張から、合流するはずの人の名前に聞こえてしまい、案内を受けました。

平原

緊張が伝わってきますね。

山田

彼の仕草や言葉は、「待ち合わせしている人は、こっちにいるよ。」という様に受け取れたので、ついて行ってしまいました。

平原

その時、合流するはずの方と連絡は取れなかったのですか?

山田

実は恥ずかしながら、SIMカードを差し替えていたのですが、ネットワークに繋がっていたのは空港のWifiの方で、一時的に音信不通になってしまいました。

平原

何かが起こる合図ですね笑

山田

その現地のベトナム人に案内された先は車で、キャリーケースも引いてもらっていたので、車のトランクに荷物を入れられて、車に押し込まれてしまいました。

平原

その時すでに危機を感じていたんですか?

山田

合流する予定だった人が車に乗って待っていてくれていると思っていたのですが、車に乗ってみると、案内してくれた人と、ベトナム人のドライバーの人のみでした。
ただ気づいた時には車は発進していたので、彼らの誤解を解くのと、現地にいた社長やラボの人と連絡をとるのに必死でした。
それでパニックになってしまって、車の中の人と会話をしようとしたのですが、こういう時って日本語も英語も出てこないもんですね。。

平原

まるで土地勘のない場所で、誘拐されたらそうなりますよね。。車の中の人から、どこに行くのか聞かれたりしなかったんですか?
タクシーみたいに。

山田

そういうのは一切なく、行き先は決まっているかのように車を走らせていました。でも途中で、お金を持っているか聞かれたり、キャッシュカードがあるか聞かれてたりしましたが、そこは必死に「持ってない。」と伝えました。

平原

私だったら怖いから差し出しちゃうかもしれないです笑

山田

その時はなんとかゴリ押しで「持ってない。」と言い続けて、彼らに見つからないようにSIMカードを差し替えるのに必死でした。
それでSIMカードを差し替えることができた時に、西野さんと連絡が取れ、安否を伝えることができました。
伝え終わった頃には、現地のドライバーの人も、人間違いだと理解してくれて空港まで送り帰してくれました。
「Sorry wrong」と言っていました。

平原

送り帰してくれて不幸中の幸いでしたね。

山田

そうですね。海外に行った時の話を人から聞いている限りだと、その場で降ろされたりとか、鞄を奪われたりとかの話をよく聞くのですが、
そういうこともなく、人違いだと判断して空港まで送り帰してくれたので、とても良い人だったと思います。

平原

それから、無事みんなと合流できたのですね。

保護された時の様子

山田

はい。呑み会に合流できた時は、そこで社長を見つけるなり、まっしぐらに社長の元に向かいました。
柄にもなく、「社長会いたかった!」と言いながら、抱きついたことは今でも忘れられません。

平原

普段だったら気持ち悪いですが、この話を聞いたら感動しますね。

山田

でも、普段社長はこんなことは言いませんが、第一声に、「お前何やってんだよ!!」と言われました笑
その時、この人はどれだけ私のことを心配してくれたんだろうと感動しました。
社長の人柄を感じました。

平原

無理矢理美談にしようとしていませんか?笑

山田

人としては当たり前の心配をしてもらったわけですが、本当に心細かったので、社長の温かみに心底癒されました。
社長は普段からアッタデザインのメンバーや、関わる人たちをどれだけ守ろうとしているのかを感じました。

平原

そうですね。普段から社長は滅多なことでは怒ったり、ましてや怒鳴ったところなんて見たこともないですが、この時ばかりは声を張って叱咤してくれたのですね。

山田

この記事を読んで、ベトナムへのちょっとでも悪い印象は抱いて欲しくはなくて、
単なる言葉の壁やコミュニケーションによる、お互いの勘違いです。
機械翻訳した日本語を私たちがニュアンスでなんとなく理解できることと同様に、
現地の人たちも機械翻訳したベトナム語をなんとなく理解してくれます。
それに、ベトナムは親日国ということもありますが、人との関わりは最も大切にしていることのひとつですので、とても親切です。
また、弊社の社長の発言は私への愛情表現一つですので、人柄をどうか勘違いなさらないでください。

平原

普段見えないアッタデザインの社長や社員の一面が見れたベトナム出張でしたね。
山田さん、有難うございました!

山田

まだまだ伝えたいことはありますので、第2弾へ続きます〜!

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