知ってた?ナルホド!
11月30日(土)に、オーダーメイド絵本ギフトサービスの「ÉHON INC.(エホンインク)」がリリースされました!
オリジナルストーリー&イラストでつくる、世界でひとつだけの絵本ギフトということで、絵本が好きな方や、特別な贈り物を考えている方にはぴったりのサービスかもしれません。
そんな夢と魅力溢れる「ÉHON INC.」が、具体的にどのようなサービスで、どうやって出来たのかを、「ÉHON INC.」の生みの親である、弊社代表国則にインタビューしたいと思います!
今回はその前編です!
1. どうして10万円なの?
平原
オリジナル絵本サービスの「10万円」という価格帯ですが、どうして10万円なのかを教えてください。
国則
システムを使用して自動化をしていない為、受付をする人、営業、製作、管理費、ストーリー作家さん、イラストレーターさんの費用などが色々かかっているんですよね。
又、市販で売られている絵本は1,000円〜2,000円ですが、「ÉHON INC.」のオリジナル絵本は1冊1冊手作りなので、製本費用なども量産するよりも単価が高くて。
ちなみに内容は、ハードカバーの絵本1冊、配布用のソフトカバーの絵本3冊、絵本の表紙イラストのポストカード5枚、ÉHON INC.のコンセプトブック1冊となっています。ギフト用で考えているので、オリジナルギフトボックスへ梱包も致します。
平原
盛りだくさんですね。すべて10万円の中に全て含まれているんですか?
国則
はい。お客さんの要望によっては、オプションで、10万円以上になる場合もあるかもしれないのですが、基本的には10万円でできる範囲のパッケージで考えています。
平原
ハードカバーの絵本は、どのくらいのサイズなんですか?
国則
20cm×20cmくらいのサイズですね。ソフトカバーは少し小さめの15cm×15cmくらいです。
平原
絵本を入れるオリジナルギフトボックスは、独自に開発されたと聞いたのですが、どんなところにこだわって製作されたんですか?
国則
プレゼントする時にワンアクション挟むような、いわゆる「びっくり箱」みたいなものが作りたかったんですよね。印刷会社さん、箱屋さんと5ヶ月も練りに練って製作したのですが…。
平原
5ヶ月…!すごい!
国則
プロトタイプが3〜4パターンくらいできたんですけど、結局上手くいかなくて…。あんまりびっくりしないし、インパクトがあるものが作れなかったんですよね。なので、ボックス自体をびっくり箱にすることは諦めました。
そして他に方法がないか調べてみたところ、飛び出す箱みたいなものを見つけたので、それを改良して、「びっくりキット」を仕掛けられるような仕組みを作りました。
平原
お客さん自身で仕掛けられるんですか?
国則
はい。プレゼントされる人を喜ばせたいと思っている人は、箱の中に「びっくりキット」を仕掛けることができます。
平原
期間もそうですが、お話を聞いていて、オリジナルギフトボックスへのこだわりを強く感じました笑
これから、お客さんからのご要望やご提案などもあるかもしれませんよね。今後の展開が楽しみです。
国則
当初、紙吹雪みたいなものがワッと飛び出す仕組みも考えたのですが、アンケートをとったところ、片付けるのが嫌だというママさんたちのご意見をもらいました。なので、散らからない仕組みを作りました笑
平原
ママにも優しい笑 大事ですよね。
国則
はい。ママにも優しい。
2. 想いを引き出すヒアリング
平原
オリジナル絵本の製作過程に、ご依頼いただいたお客様に「ヒアリング」を行うという工程がありますが、具体的にどのように行うのですか?実際にヒアリングで使用するツールなどもありましたら教えてください。
国則
最初のお申し込みの際に、利用目的などの情報をいただいた後、オリジナル絵本をどのように製作していくかご説明しまして、それにご納得いただいてから本申し込みという流れになります。
その次の工程がヒアリングになるのですが、まず10分くらいで答えられるようなヒアリングフォームに答えていただきます。ヒアリングフォームの項目は、どういうメッセージを伝えたいのか、主人公の名前は何にしますか?など少し細かく設定しており、それを元に、インタビュアーがLINEやメッセンジャーなどのメッセージを送ることができるツールを使用して、お客さんとやりとりを行います。
最初は、対面でやり取りを行った方が、安心感もありスムーズなのかなと思っていたんです。ですが、モニターさんにご協力いただいて、対面や電話でやり取りしているパターン、LINEやメッセンジャーでやり取りするパターンで試したところ、対面や電話でやり取りをする際にネックな点が出てきました。
リアルタイムで質問に答えるということが難しい場面が結構出てきたんですよね。質問内容に関して悩んでしまう。
考えがまとまってからいらっしゃる方はそんなにいないと思いますので、質問内容に対して考える時間というのが取れた方が良いと思い、LINEやメッセンジャーなどのメッセージを送ることができるツールを使用する方法にしました。
伝えたいメッセージが明確でない方も、インタビュアーの方で、それが見つかるようにコミュニケーションを取って、誘導して行けるようなヒアリングを行います。
平原
伝えたいことを引き出してもらえるようなヒアリングは嬉しいですね。
国則
インタビュアーも、絵本制作には慣れているママさんや、子供をもつパパさんが担当しますので、お子さんに贈りたいという方の気持ちも理解することができると思います。
平原
インタビュアーの方に、男性も女性もいらっしゃるというのは安心ですね。
国則
企業用の絵本というものも出てくると思うので、その際のヒアリングは、弊社が担当させていただきます。
3. 想いを描ける絵本サービス
平原
今回のサービスですが、企画してからリリースまでどのくらい経ちましたか?
国則
1年半くらいですね。
平原
サービスをリリースされるまでの1年半の間で、1番苦労されたことはなんですか?
国則
最初は、絵本作家さんと絵本を作りたい人をマッチングするサービスを考えていたのですが、システムを開発しなくてはならず、コストの面や、どんなシステムを作って簡略化するかを考えるのに、データが足りない状態でした。なので、「人が動いて、聞いて、作って。」というアナログな、オーダーメイドのサービスで始めることにしました。
イラストは好みがあると思いますので、沢山のイラストレーターさんに登録してもらいたいのですが、サービスリリース前は、企画書を片手にプレゼンしてサービスの想いに共感していただける登録イラストレーターさんを、一人一人口説いていました。
これからも、イラストレーターさんの登録数を増やしていきたいと思っておりますので、公募出来るような仕組みを考えています。
平原
企画書は何度も練り直されて、気づいたら50ページを超えていたと聞きました。あらゆる方々に企画書の内容をプレゼンするということを繰り返して、人に伝えていたからこそ、自分のやりたかったことが明確になっていったのですか?
国則
最初は「絵本でマッチングサービス、オリジナル絵本出来たらみんな嬉しいでしょ。」というような簡単な言葉だったんですけど、絵本業界というのはどういうものなのか、絵本作家さんてどういう世界なんだろうとか、出版業界もどういうものなんだろうとか、そういうものを調べつつ、実際僕は何をしたかったんだっけというところを言語化して行くと、オリジナル絵本を作るという、そもそも無い文化をつくっていきたいんだと思いました。
何か伝えたいことがある人が、伝えたい人に伝える。その形が絵本であるという。
これを、「想いを描ける絵本サービス」という言い方をしています。想いを形に出来る一つとして絵本なんだろうなと。
その言葉をずっと言っていると、だんだん自分も腑に落ちてきて、そういう文化を作っていきたいんだなと気づきました。又、絵本をもらって喜ばない人は僕の中であまり想像がつかないんです。
絵本の企画について人に説明していると、値段とかやり方はともかくとして、こういうものがあったら良いよねというポジティブな意見しか出てこなかったんです。そのニーズに応えて行けたら良いのだなと思って。
とても素晴らしいサービスだと思います!
平原
「ÉHON INC.」の真髄に触れた気がします。
大切な人に届けたい想いが、「絵本」という形になるまでの時間も、贈る人、贈られる人にとっての大切な宝物になりそうですね。
他にも聞きたいことが沢山ありますが、今回はこの辺で。
次回、オーダーメイド絵本ギフトサービス「ÉHON INC.」ができるまで【後編】をお送りします!
「オリジナル絵本を作って贈る文化を確立したい。」
この想いに共感していただける方、是非ご支援のほどお願いいたします。(12月10日まで受付けております)↓↓↓
EHON INC.(エホンインク)クラウドファンディングページ